夏の熱海がどんな感じか見てきた

熱海がものすごかった。

s_IMG_0622東京に行く用事があったので、ちょっと熱海に立ち寄ってどんな感じが見てみました。どこを見ても人、人、人。写真を見ていただければ分かりますが、ビーチはテントとパラソルで埋め尽くされ、足場もない状態のようでした。ぼくもお昼を食べるために下車したんですが、どこもいっぱいで断念。

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この賑わいの裏に何があるのか調べてみたのですが、ここ数年で賑わいを取り戻してきているようなデータが多くありました。(遠くに見えるお城)

今の熱海がすごいらしい

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このグラフは、熱海市で副市長をされている齊藤栄さんのブログからの引用です。平成15年から、平成26年までの宿泊客数を示しています。東日本大震災があった平成23年は、自粛ムードでどこの観光地も大打撃でしたが、熱海でも同じようにどん底まで落ちています。しかし、近年は右肩上がりに状況が回復しているのが読み取れます。とくにいまは、箱根景気という言葉があるそうです。これは箱根の噴火で熱海に人が流れていることから言われているとのこと。

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人が多すぎて、あまり人がいないところでしか写真は撮れませんでしたが、商店街の賑わいもすごかったですね。個人的な感想としては、観光客は非常に多様で、家族連れ、カップル、高齢者の団体、外国人観光客もちらほらいて、一定のターゲット層があるというよりは全体的に伸びているようです。

なぜ、熱海の景気が回復したのか

ここで大事なのは、なんで熱海の景気が回復したのかということです。これに関しては、同じく熱海の副市長の齊藤さんが以下のように分析しています

(1) 個々の旅館・ホテル等が、需要の変化にあわせて着実に改善を重ね、お客様のニーズに対応していること
(2) 宿泊施設の経営主体の変更や新規投資などによって、お客様の多様化に対して、宿泊施設の種類も多様化してきたこと(多様化する需要に対して多様化した供給体制が地域全体でできていること)
(3) 市民や産業界の皆さんの力もあって、地域の資源を活かした特産品開発、魅力づくり、ボランティアガイドなどの着地型観光など、観光まちづくりが着実に進展していること
(4) 行政としては、5年間かけて整備してきた熱海梅園や糸川のあたみ桜など、観光まちづくりの拠点整備が進んだこと。
(5) 市民、産業、行政が一体となったシティプロモーションにより、メディアでの露出も増え、若者世代をはじめとして、旅行需要の多くを占める個人客向けに熱海のポジティブな情報が伝わったこと

僕の知っている情報で言えば、熱海はNPO関係の活躍も一躍かっているように感じます。例えば、atamistaさんなんかは静岡のNPO界では有名どころです。こうした若い世代の活動も熱海の賑わいに大きな貢献をしているのではないでしょうか。

観光客層が非常に多様であると言いましたが、これは大きな意味を持っています。インバウンドという言葉が流行り言葉のようになっている現在、爆買い中国人に注目が行きがちです。しかし、(聞いた話では)インバウンド観光に実際に関わっている現場では、これからはもっとお金持ちのトップの富裕層をターゲットにしていく必要があると考えているのだそうです。これらの中国人観光客は1泊100ドルじゃないと安すぎて泊まれないという世界。

熱海には超高級旅館も存在していて、このトップ層の中国人もターゲット層にいれていくことができます。(安い旅館を探すのも大変ですが、1泊100ドルの旅館を探すのも難しいでしょう)外国人観光客のさらなる増加で、熱海の景気は オリンピック頃までずっと右肩あがりになるのではないでしょうか。

そこまで人が集まる理由を、一度熱海に立ち寄って感じてみてはどうでしょう。