人にお願い事をする時に大切にしたい3つのこと

人から頼まれて嫌々やることってないですか?

僕は学生団体でここ数年活動する中で、同じ学生からや大人からも、色んなお願い事を受けることがあります。特に年上から頼まれてしまうと、断わりにくいです。

皆さんも頼まれたけど気乗りしないな〜と思う経験って結構あったりするんじゃないでしょうか?

お願いする時に、どんなセリフを使っていますか?

当たり前ですが、お願い事をしている人はまったく悪気はなくて「自分だけだと手が足りないな」「あの人の力があればできそうだな」という気持ちでお願いしていて、純粋にあなたの力を貸して欲しいのです。

お願い事をする時に、「申し訳ないんだけど…」とか「大変かもしれないけど…」とネガティブなセリフで頼んでいるのをよく目にします。おそらく、本当に申し訳ない気持ちで頼んでいるのだと思うのですが、頼まれた側の気持ちを考えてみてください。

「あ、なんかこれって大変なんだな」「頼まれたけどあんま気が乗らないな」「本当は嫌だけど断れないな」こんな気持ちに大抵の人はなっていると思います。(もちろん快く引き受けてくれる人もいると思います)

ネガティブからはじまるお願いだから気乗りしない

あなたの力を貸して欲しいというお願いは、純粋な人ほど「相手の時間を奪ってしまうんじゃないか」「自分の手伝いをしてもらうのは申し訳ないな」と思っているはずです。

その気持ちはとっても大切です。お願いをしているのだから、感謝の気持ちは絶対に忘れてはいけません。

でも、そのままの気持ちでお願い事をすると、相手は返事では受けてくれていても、心は上に書いたようにモヤモヤしているかもしれませんよね。

相手がポジティブに取り組めるお願いの仕方

そこで今回は、相手がポジティブにお願い事を引き受けてくれて、かつポジティブに取り組んでもらうための3つの大切なことを書いてみようと思います。

①お願い事を”意味付け”をする

何かお願い事をする時に、そのまま「⚪︎⚪︎をやってほしい」とお願いするのではなく、それにどんな意味があって、なぜそれをやる必要があるのかを説明しましょう。

意味のないことは誰もやりたくないものです。特にデータ入力などの単純な作業ほど、「これってなんのためにやってるんだ…」と気持ちが沈みがちです。なぜ、それをやる必要があるのか?を説明することは、その人に求めるものを説明することにもつながります。

引き受けてはくれたものの、頼んでいたものと違うものが…というのはよくあることです。そんなズレをなくすためにもなぜ?をしっかり説明することが必要です。

「△△をしてほしいんだけど!」×

「△△をお願いしたい!△△をやることには〜〜という意味があって、それをすることで次の作業に取り組めるんだ」

②相手がワクワクするお願いをする

よほどの変人でなければ、大変で楽しくなさそうなことは断りたいものです。申し訳なそうにお願いをすると、やっぱり気乗りはしません。

そこで、楽しそうにお願いをすることをお勧めします。楽しそうにお願いされたことは、受ける側もワクワクしてきますよね。

これは言い換えると、その人がそれを引き受けるメリットを伝えるということです。その人がそれをすることでどんなメリット(ワクワク)を得られるのかをしっかり説明しましょう。

これには少し工夫が必要で、頼もうと思っている人がどんな言葉を使うとワクワクするのか、何に関心があって何をしている時間が好きなのかなど、その人のことを普段から知っていないとワクワクを引き出すお願いはできないでしょう。

「△△をしてほしいんだけど!」×

「△△をお願いしたい。ただ△△と聞くと、つまらないと思うかもしれないけど、あなたがしている活動と通じるところがあって….」

③「××さんではなく、あなたにお願いしたいんだ!」

誰にでもできることでも、その人にしかお願いできないことでも、「あなたにしか頼めない!」というプレミア感を出しましょう。

上に書いたものと少し近いですが、なんでこれを私に頼むの?誰でもできるじゃん。と思わせてしまうと、断られる確率は高いですし、引き受けてもらえてもポジティブに取り組めないかもしれません。

あなただからお願いした。あなたにしかできない。と言われれば、だったらやるしかない。と人間は動くものです。 ここで大事なのは、あなたにしかできないという気持ちが嘘ではなく、”本物”であるということです。

嘘の言葉はすぐにばれます。

先ほど、”誰にでもできることでも”と書きましたが、現状その人にお願いしているのだから、その人以外にはお願いできないものであるということです。それは確実にその人にしか頼めないものなのです。自分だから頼まれたんだという気持ちを引き出す言葉でお願いをしましょう。

「△△をしてほしいんだけど!」×

「△△をあなたにお願いしたいんだ!これは××さんにもお願いできると思いかもしれない、でもあなたにお願いしたのには意味があるんだ…」

ポジティブに取り組んでもらう意味

お願い事をポジティブに取り組んでもらうことは、自分にとっても相手にとっても気持ちが良いものです。

さらにポジティブに相手が引き受けてくれたほうが、ネガティブな気持ちで取り組んでもらうよりも確実に生産性は高くなります。相手のモチベーションをあげる技術と似ているかもしれません。

お願いをする時にもっとも大事なのは、その人にしか本当に頼めないし、引き受けてもらえるならワクワクして引き受けて欲しいなと思うことです。

頼みごとをする時に、申し訳ないなと思う人はその申し訳なさを転換して、どうやったらこの人は楽しくこのお願い事をやってくれるかな?と考えてみると世の中ちょっとだけハッピーになるかもしれませんね。

【土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター) プロフィール】

静岡のNPOで活動をしながら、東京の大学院に通う。

静岡と東京の2拠点生活をする実践者兼学生(研究者)

プロフィール
土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター )土肥潤也(どひじゅんや)略歴子ども・若者の地域参画コーディネーター。1995年1月17日...

【子ども・若者が政治的主体として参画できる社会に】

県知事も「おもしろい!」と言った若者の政治参加を進める3つの提案

県知事も「おもしろい!」と言った若者の政治参加を進める3つの提案
新春知事対談〜明けまして、ボクらの未来〜明けましておめでとうございます。更新があまり多くない本ブログですが、昨年同様に書ける時に書きたい記事...

学生ボランティアを無償の労働力にするのは最低だ

学生ボランティアを無償の労働力にするのは最悪だ。
なんとなく「ボランティア」という言葉に違和感を持つことがあります。本来は「自発的な」という意味なのに、日本のボランティアに自発性があることが...

プロセスに当事者がいない居場所はただの押し付けだ

プロセスに当事者がいない居場所はただの押し付けだ。
子ども・若者の居場所は大人の押し付け?約1年間準備をしてきた焼津駅前の若者の地域活動拠点が、今年の2月にオープンすることになりました。子ども...