静岡県の若者会議の議事録が公開されたよ

静岡県が新しくはじめた若者会議のこと知ってましたか?

僕もありがたいことに参加させていただいている次代を担う若者たちによる県民会議(通称:若者会議)の第一回目の会議の議事録が公開されました。

そもそも、なんだその会議?と思う人のために、簡単に説明します。

この会議は、平成28年から人口減少社会への突入を受けて、新しく静岡県が設置したものです。県のホームページによると、

2090年の人口減少社会を見据え、将来どのような社会を目指していくのか、未来の主役である若者たちとその戦略について議論を深めるため、「次代を担う若者たちによる県民会議」を設置します。

とのことで、2014年の国勢調査で人口減少率がワースト2位であったことも背景にある設置だったのかもしれません。

まず、若者は「未来」とか「次世代」だけでなく、「今」の社会の担い手でもあると言いたいところではありますが、こうして若者の意見を県政に生かそうとする姿はとっても嬉しいことです。市町村レベルではあっても、都道府県規模の若者の会議は、全国的にも珍しいと思います。

構成員は、県内のすべての大学から代表者が1名(県立大学は2名)、県外大学から5名、新社会人6名で、議長は静岡県立大学の鬼頭学長がしています。また、このほかに有識者アドバイザーがふたり参加しています。

全体的に、大学生が多めの会議なので、高校卒業後50パーセント以上が就職している今、本当にこれが県内の若者の声を反映した会議になっているとのかなと疑問もあります。ただ、県の話では、あくまでも個々人の意見を聞く会議であり、県の若者の代表者の会議ではないと考えているそうです。

会議に実際に参加した感想としては、第一回目の会議ということで、会議の議題、進行の仕方など、まだまだ模索している様子でした。

僕からもどうにか会議に貢献できないかと、会議のあとに時間を取ってもらい、このブログで紹介した新城市のように会議の設計から若者参画で行うことや、分科会形式で進めることなどを県の方に提案しました。

意見交換する中で、とても肯定的に受け取っていただきましたが、その後、特に反応はないので、次回会議がどのように進行されるか気になっています。

会議のひとりの構成員として、若者参加のまちづくりに関わるNPOのメンバーとして、この会議をもっともっとよくできるように頑張りたいですね。

最後に、会議の議事録から僕が発言した部分を抜粋してきました。(他の方の発言は、議事録を参照ください)

土肥委員

新しい仕組みづくりということで、色々なところでキーワードになってくる

のは、持続可能なことだと思う。持続可能ということを考えたときに、特にヨ ーロッパ、北欧の国が持続可能な国として取り上げられることが多いと思う。 持続可能な環境、経済、色々なキーワードがあるが、昨年、実際に視察に行か せていただいた中で、一番のキーワードが何かというと、それは子ども、若者 だった。子ども、若者をより社会に参画させていくということが最も持続可能 なまちをつくるのだという意見が、現地の行政の職員の方などから聞かれた。

そこで、具体的に社会の新しい仕組みづくりということで私自身が提言させ ていただくとすれば、若者のまちづくりであったり、社会参画をするようなチ

ャンネルをつくるということである。 現在でも、全国的な取組として若者議会、子ども議会というものはあるが、

小学生、中学生、高校生など、それぞれが捉えている地域というのはおそらく、 人によって違うと思う。それぞれの小学生、中学生、高校生、大学生の段階で 感じられる地域の幅に合わせた、段階的な参画のチャンネルがあると、より自 分ごととして地域に参画していけるのではないか。

子ども、若者が地域に参画することにどのような意味があるのかを考えると、 もちろん子ども、若者の市民性を育てていくという観点もあるが、最も強いの は、自分たちが住みたいまちを自分たちでつくるということだと思う。

それは、地域に対する愛着を育むことにつながることに加え、主権者教育の 観点でも、学校の授業で模擬選挙をやったりするよりは、地域に参画して実際 に色々な地域の人と触れ合ったりすることの方が教育効果は非常に高いという 指摘も実際にある。