学生ボランティアを無償の労働力にするのは最悪だ。

なんとなく「ボランティア」という言葉に違和感を持つことがあります。

本来は「自発的な」という意味なのに、日本のボランティアに自発性があることが少ないように感じるからです。

強制的なボランティア

なんでボランティアに対して、こんな認識を持っているのかと振り返ってみると、中学・高校時代に経験したボランティアが原因であるように思います。

学生は無償の労働力なのか?

「学生は暇だ」「若い人に手伝って欲しい」「若者に来てもらえばいい」

大人で地域活動をされている方と話してると、必ず出てくる言葉です。

実際に、中学・高校生になると、ボランティア募集を学校でよく目にします。老人ホームの訪問、清掃活動、イベントのお手伝い、幼稚園への出張…などなど、本当にたくさんのボランティアがあります。

学校には強制的なボランティアも存在しています。強制とはいかなくても、先生に「行ってくれないか?」と頼まれて参加したことがある人もいると思います。

奉仕活動、幼稚園や小学校への読み聞かせ、選挙の事務など。ほとんどの中高生がどこかで何かしらのボランティアに関わった経験があると思います。

大人がやりたいことに学生ボランティアが使われている。

僕はこうしたボランティアが昔から大嫌いです。

決まっていることをするなんてつまらないし、大人が学生を使ってやろうというスタンスに腹が立ちます。

そもそも、大人がやりたいこと(イベントなど)に、学生ボランティアを使うというのはおかしいと思いませんか。なんで、大人がやりたいことのために学生が働かないといけないのでしょう。

学生のやりたいことのために、大人がボランティアしてくれるのなら話は別ですが、そんな話は滅多に聞きません。

とある行政会議に参加をしていて、

「無償の労働力としての大学生を使って…」

と行政職員が言っていたのを聞いて、かなり怒ったのを覚えています。

もちろん、学生が本当にやりたいボランティアなら問題はないと思います。

むしろいいことです。

しかし、先ほども言ったように立場の弱い学生が強制的なボランティアとして使われることも多々有ります。

本当に人手が足りないのなら、学生にも対価を払うべきだし、少なくとも交通費などの実費は支給すべきです。学生の側も、立場が弱いからといって萎縮することなく、こうした条件を要求した方がいいと思います。

【土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター) プロフィール】

静岡のNPOで活動をしながら、東京の大学院に通う。

静岡と東京の2拠点生活をする実践者兼学生(研究者)

プロフィール
土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター )土肥潤也(どひじゅんや)略歴子ども・若者の地域参画コーディネーター。1995年1月17日...

【子ども・若者が政治的主体として参画できる社会に】

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