国会でも注目!?ココが素敵学生のまち・金沢

国会でも注目!?

「学生のまち・金沢」をご存じだろうか? 「学生のまち・金沢」は、行政や地域の大人たちが学生団体の活動をサポートをすることを定めた「学生のまち推進条例」が国内ではじめて制定され、学生参加のまちづくりにおいて最も先進的な場所のひとつである。 そして、その「学生のまち・金沢」は国会の参議院予算委員会で紹介されるまでの取り組みになっている。(この動画の11分頃から)

そこで、今日は国会でも注目される「学生のまち・金沢」を歴史的背景から、金沢の本当の魅力を探っていくことにする。

学生のまち・金沢の背景

そもそも、「学生のまち・金沢」の背景には「学都金沢」という歴史がある。金沢は地方中都市でありながら、旧制高校である第四高等学校、旧制医大(現在の金沢大)があり、街中は学生で賑わっていた。 しかし、街中に集中していた大学が規模の拡大などのために郊外へ移転し始めた。「お城のキャンパス」として親しまれていた国内でも珍しい、金沢城に立地していた金沢大学も平成元年には総合移転が始まった。この移転によって街中でにぎわっていた学生たちは街中から消え、地域住民と学生の交流もだんだん少なくなり「學都金沢」は昔に比べ輝きを失っていった。

金沢市は、現在も人口1000人当たりの学生数は全国7位、人口10万人当たりの高等教育機関数は全国3位で、学生数は地方都市としては大きな数である。そこで、金沢市は「學都再興」を掲げ、街中に学生の賑わいを創出するための「金沢市における学生のまち推進に関する条例」(以下、「学生のまち推進条例」と略す)を平成22年に定めた。「學都金沢」は少しずつ再興の道にある。 「学生のまち推進条例」の制定後、条例の中に組み込まれていた金沢学生のまち市民交流館が平成24年に開館されたことや、金沢市の尽力によって、地域で活動する学生団体が数多くつくられた。

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▲2014年3月の金沢視察時の写真

現在もそのサポート体制は続いており、「学生のまち・金沢」の母体組織である「金沢まちづくり学生会議」や、「協働のまちづくりチャレンジ事業」など様々な学生に対する取り組みや、学生主体の取り組みが、条例を基盤にして行われているのだ。

ココが素敵学生のまち・金沢

ここまで、金沢のバックグラウンドなどについて紹介してきたが、金沢の最大の魅力は、なんといっても「ヒト」だ。 金沢は兼六園や21世紀美術館、金沢城など、数多くの観光地や、年間2千万近い観光客など、言わずと知れた観光地である。 また、条例によって設置された学生たちの活動の拠点である金沢学生のまち市民交流館や、前述した学生を支えるような仕組みなどのハード面での充実は確かなもので、参考になることが多く、「学生のまち・金沢」の魅力でもあるともいえるだろう。しかし、それでは、「学生のまち・金沢」の本質とは言えない。 17011417_3698_1  

▲金沢学生のまち市民交流館

「学生のまち・金沢」 で本当に注目したいのは、そこで活動する学生や、それを支える大人たちの思いなのだ。 金沢に愛着を持っていて、金沢のことが大好きで、もっと金沢の魅力を発信したい金沢をもっと元気にしていきたい。 そんな熱い思いが、金沢の学生団体に所属している学生たちにはある。そして、それを本気で受け止め、応援する大人たちが金沢にいるのだ。

金沢の学生たちは金沢出身者でなくても、上に書いたような歴史を語るし、何より自分たちの活動を楽しんでいるのが印象的だった。学生をまちづくりに参加させるというのは、様々な市町村で取り組まれているが、うまくいっているところは少ないように感じる。これは、学生がまちづくりに取り組むときの真の主体がどこにあるのかが重要なポイントで、金沢市の取り組みを見ればその主体が学生にあることがわかる

「学生にはどうせできないから、いてくれるだけでも写り映えがしていい」 「暇な学生を人的資源にして…」 これは、私が実際に静岡の行政職員との意見交換の中で出てきた言葉だ。本当の意味でのまちづくり。そして、本当の意味での学生参加。という2点について、「学生のまち・金沢」から学ぶことは多いだろう。   わたくしごとではあるが、静岡と金沢の学生団体交流会を今年の9月に主催した。今後も継続的に金沢の学生団体などとは交流し、学ばせていただきたいと考えている。

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▲2014年9月に実施した金沢×静岡学生団体交流会

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