【質問全文公開】公開討論会-立候補予定者に質問しました-

参院選の公開討論会で質問をしてきました。

前の記事でもお知らせをしましたように、(一社)静岡青年会議所が主催する「第二十四回参議院議員通常選挙 公開討論会」に質問役として登壇してきました。

全体のコーディネーターは、静岡大学の日詰先生、コーディネーター補助として、静岡市立高校3年の井上さん、静岡大学3年の松島さんと、土肥が担当しました。

今朝の静岡新聞にも、取り上げられたようです。

大きく2つの質問をしました。

全体のテーマは大きく4つあり、そのうち2つを質問させていただきました。

ひとつ目は、若者政策について

若者政策は一応、専門のテーマですので、日頃思っていることも含めて、候補予定者にぶつけてみました。以下が、質問の全文です。

若者政策についての質問内容

日本は人口の大きな転換期を迎えており、少なくともこれから数十年は若者よりも高齢者が多い社会になります。そんな中、今そして未来のつくり手である若者の声を社会に反映させていかなければ、持続的な社会が実現しません。

18歳選挙権も実現し、18歳、19歳の有権者も新たに投票できるようになりました。それと同時に、18歳未満の子ども・若者たちもひとりの市民であり、社会に参画していく権利があります。

そんな現状を踏まえ、選挙に限らず、地方・国政レベルで若者の声を社会(政治)に反映させる仕組みを何か考えておられるでしょうか?また、これからの社会における若者の重要性についても意見があれば教えてください。

候補予定者の回答は?

候補予定者の回答はざっくり言うと、どなたも若者の声や若者の参加は重要だ!というもので、具体的に考えていることまでは話されませんでした。

その回答を受けて昨日お伝えしたのは、若者に対する政策を一時的なものにしなでほしいということです。放送大学副学長の宮本みち子先生も指摘されているように「若者政策は流行り言葉ではない」のです。

今までは、若者の雇用が不安定だからとか、ニート・引きこもりが多いからとか、イシュー(課題)ベースでしか若者政策は考えられていませんでした。それ故に課題が去れば政策は消え、欧州が取組んでいるような継続的な若者政策はほとんどありません。

今回の選挙は18歳選挙権が実現してはじめての選挙だから、「若者」に焦点が当たっているところがあります。NPO法人Rightsでともに活動している、西野偉彦さんも政治山の記事内にて「18歳選挙権を「ブーム」で終わらせるな~ステップ・バイ・ステップの主権者教育を始めよう~(前編)」というタイトルで今の「18歳選挙権ブーム」に対する批判的な意見を出されています。

国立国会図書館サーチを用いて「18歳選挙権」で検索すると、関連する書籍や論文等の約半数がこの1年間に新たに所蔵されており、出版物も増えていることがわかる。

 さらに、報道各社も相次いで18歳選挙権の特集を組んだり、著名人を起用したキャンペーン等を展開している。まるで、社会全体が「18歳選挙権ブーム」の様相を呈しているようだ。

ぜひ、議員の皆さんには、流行り言葉とならない若者政策を盛り込んでいただきたいと思います。

ふたつ目は、憲法改正について

ふたつ目は憲法改正です。憲法改正について質問をしてほしいと依頼をいただいたときは、ちょっとヘビーなテーマだなと思い、かなり悩みました 笑

池上彰さんの本や、AKBの内山さんと南野先生の『憲法主義』を何度も読んで、ストレートかつ本質的な部分を問うことを意識し、質問を考えました。

日本国憲法の改正という非常に重要なことについて議論がおこっています。

しかし、各種報道や独自の調査の結果によると、若者世代のほとんどが憲法改正について議論をよくわからないと考えているか、そもそも関心がないと答えています。

若者に限らず、国民の多くが憲法改正以前に、憲法の大事さ憲法の内容を理解していないという結果も出ています。

候補予定者の皆様は、憲法はなぜ重要であると解釈されているでしょうか?また、それを踏まえた上で、憲法改正についての個人の意見をお聞かせください。

候補予定者の回答は?

それぞれ党解釈を踏まえながら、答えてくださいました。

憲法の重要性については、「最高法規であるから」「国の形を決めるもの」など、よくある回答が並んだ印象です 笑

そんなに大事なテーマであるのなら、有権者のみならず、憲法改正の影響を被る18歳未満の子ども・若者たち、それこそ小学生にもわかるように、議論を進めてほしいと意見を伝えました。

全体を通して

実際に生で質問ができたのは非常に良い経験になりました。

こうして若者が舞台に立って、公に候補予定者や政治家に意見を伝える場ってああまりないので、これがもっともラフな感じで、(選挙前だけでなく)定期的に開かれると良いなと思いました。

しかし、ただ政治家と話すだけではあまり意味がないということも改めて実感しました。

政治家が若者の意見を踏まえて、具体的にその意見をどのように反映するか(例えば、政策化等の検討)までの責任を負わないと、その場は単なる若者と政治家の交流会です。

交流会は交流会でやりたい人はやれば良いと思いますが、若者が政治家に意見を伝える場が重要であるのは、相対的に若者の声は社会の中で反映されづらい構造にあり、政治家は彼らの意見を注意深く聞く必要があるからだと考えています。

有権者に限らず、18歳未満の子ども・若者も市民であり、社会に異議申し立てをする権利を持っています。しかし、彼らにその機会や環境はほとんどありません。

子ども・若者の社会参加の権利の視点に立って、若者と政治をつなぐということを考え直す必要があるのではないでしょうか。

依頼ををくださった(一社)静岡青年会議所の皆さん、ともにコーディネーター及び補助をした日詰先生、松島さん、井上さん、また、質問員答えてくださった候補予定者の皆さん、改めて昨日はありがとうございました。お疲れ様でした。