先日の投稿のその後と、それでも僕はおかしいと思う。

お騒がせしました。

先日の投稿でコメント欄や個人的にメッセージをくださった方、ご支援の手続きをしてくださった方、本当にありがとうございます。
 
アドバイスいただいたことも含め、現状の整理をさせていただきます。
 
「若者NPOは辛いよ」

実費弁償の委託契約について

委託契約を結ぶ中で、利益が一切でないものに関しては「実費弁償」という認識になり、税務署長の確認通知が出れば「収益事業」ではなくなり法人住民税の支払いもしなくても良い、というアドバイスをいただきました。(しかし、それは税務署の判断次第だそうです)

私たちの団体の契約は実質的には「実費弁償」であり、団体側に残る利益は一切ありませんので、おそらくこの対象に当たると思われます。

しかし、この手続きは委託契約の前に税務署にしなければならず、契約書の中で「実費弁償」であることがわかりやすいように記載されている必要があります。結論としてこのことを知ることが遅かったために今年度の契約はこの手続きが間に合いませんでした

念のために「実費弁償」であることを明記した契約を再度結び直したら免除されるのかを税務署に尋ねてみましたが、すでに事業は開始しているので、今年度の法人住民税の支払いは免れないとのことでした。

委託事業を引き受ける前(昨年度)からネットや税務署、一部の支援者には何度も相談していましたが、実費弁償のことは一度も話題に出なかったために、その時点で法人住民税の支払いは避けられないと勘違いをしていました。

今回の投稿のように、もっと多くの方にアドバイスを求めたり、相談料は若干かかっても税理士の方に相談していれば、避けることができました。

今後の方針

今回の法人住民税の支払いは弱小NPOにとって大きな出費です。

しかし、来年度以降のことを考えた時に、行政等からの委託事業を引き続き受けることや、自主活動の拡大の中で収益事業の開始は免れることができないと考えました。また、少なくとも法人住民税が支払えない団体に持続性はありません

具体的な方法としてはまだお示しできませんが、今年度からは法人税や団体の維持にかかる最低限のコストを捻出できるように活動を進めていきます。引き続き、活動支えてくださる方からの支援金・寄付金もひとつの手段ですが、それだけでなく収益を生み出す自主事業の展開も検討しています。(もちろんミッションベースで)

私を含めわかもののまち静岡は、まだまだ未熟な団体ではありますが、設立年数に関わらずひとつの法人です。正直、まだ学生団体の感覚が抜けずにいたところもありましたが、今回の一件で、もう学制団体ではないという実感がよりわきました。

これからはひとつのNPOとして、”わかもののまち”を実現するために必要な最低限の法人運営の知識やノウハウ、資金確保をしっかりとしていきます。

それでも僕はおかしいと思う。

今回の投稿をしてから、NPOの勉強が足りないんじゃないかNPOだったらそんなの当たり前だもっと経営努力をしろ、などと厳しいコメントもいただきました。

もちろんひとつひとつは正論であり、しっかり受け止めています。

そして、多くのNPOの先輩方が色々なことを考えて活動してきてくださったことを前置きに置いた上で、ひとりのNPO経営者として、やっぱりこの社会制度や環境(今回の件に限らずNPO法人をめぐる色々)はおかしいと思いました。

現状の社会の中で工夫をして経営をしていくことも大事ですが、それはNPOのミッションである社会を変えることの放棄です。本来であれば、「それが今の現実だ」ではなく、それをいかに変えられるかを考えるのが私たちの活動ではないでしょうか。

単純に税金が払いたくないとかの話ではなく、NPOの経営はどうあるべきか、NPOとは何なのかという根源的なところに行き着くのだと思います。

そして、僕は「わかもののまち」の実現という形でこれからもこうしたおかしさと向き合っていきます。

支援金・支援金について

引き続き、campfireサイトからご支援もお願いしていますが、匿名もしくは単発で支援をしたいという声もいくつかいただきました。

そうした方はお手数ですが、下記口座までお振込でも大丈夫ですので、よろしくお願いいたします。

口座情報

■振込先:ゆうちょ銀行

■店名:二三八(読み ニサンハチ)

■普通:5845114

■口座名義:ワカモノノマチシズオカ

【土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター) プロフィール】

静岡のNPOで活動をしながら、東京の大学院に通う。

静岡と東京の2拠点生活をする実践者兼学生(研究者)

プロフィール
土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター )土肥潤也(どひじゅんや)略歴子ども・若者の地域参画コーディネーター。1995年1月17日...

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