若者は社会に関心がないのではなく、社会に対して意見を言う機会がないだけである。

若者が社会に関心がないというのは本当か?

「若者は社会に関心がない」とよく指摘されるが、本当にそうなのだろうか。
 
社会に関心がないのではなく、社会に対して意見を言う機会がないだけではいだろうか。

若者の声を静岡県知事選に届けるキャンペーン

 
NPO法人わかもののまち静岡では、6月に投開票が予定されている静岡県知事選に向けて、若者の声を集め、それを集約し「静岡わかものマニフェスト2017」として、知事選候補予定者に届ける #わかちじ というキャンペーンを今週から実施している。
 
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静岡県の10代・20代の若者に、静岡県への不満やもっと良くなって欲しいこと、感じていることをA4用紙やウェブフォームを使って、一言で書いてもらうというシンプルな内容で、キャンペーンをはじめて1週間程度にも関わらず200件以上の意見が県内各地から送られて来ている。

それらを見ていると、公共交通機関の利用率の高い高校生や大学生ならではの交通インフラに対する不満や、静岡県の観光政策に対する意見、奨学金問題など、10代・20代が日常生活の中で感じているだろう素直な意見から、静岡県の未来についての意見まで多様な内容が寄せられている。
 
これらの意見を見ると、「若者は社会に関心がない」が本当とは思えない。
 
確かに若者世代の投票率は例年低い傾向にあり、この数字を見て「若者は社会に関心がない」と言う人もいるのだろう。今回の県知事選挙においても、投票率が急激に高くなるというのは期待できないと考えている。
 
しかし、もしそうなのであれば、本来私たちが考えなければいけないのは、「なぜこんなにも多様な意見を持っている若者たちが、投票に行こうとしないのか?」ということである。
 
それは、彼らが #わかちじ に届けてくれた意見や思いは、投票という形では届かないと思っているからではないだろうか。
 
もしそうであるとするのであれば、候補者は自分のマニフェストを伝えるだけでなく、こうした若者の声を聴くことにも力を注いで欲しいと思う。私たちはそういう思いで、このキャンペーンを実施している。
 
今回のキャンペーンを通し、より多くの県内の若者の声を県知事選に届けたい。
 
そして今回だけに限らず、常に若者の声を聴く、届けられる機会をつくりたい。
 
それこそが、これからの静岡を持続可能にしていくための道ではないだろうか。
投票は民主主義の大事なプロセスであるが、「投票以外の形で若者の声を聴く、届ける方法はないだろうか?」ということも考えなければいけない。
 
【県知事選に意見を届けるウェブフォームのリンクはコチラ】
 
【土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター) プロフィール】

静岡のNPOで活動をしながら、東京の大学院に通う。

静岡と東京の2拠点生活をする実践者兼学生(研究者)

プロフィール
土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター )土肥潤也(どひじゅんや)略歴子ども・若者の地域参画コーディネーター。1995年1月17日...

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