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本当に”つながる”には、”What”ではなく”Why”をシェアしよう!

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9/5は、NPO法人bond placeの小笠原さん(以下てっちゃん)をお招きして、「多様な主体がつながり、まちづくりに取り組むには?」をテーマにまちづくり勉強会でした。

この講座は昨年からひっそりと取り組んでいる「みんなでつくる焼津市民大学(きゅーい)」の主催です。市民活動やまちづくり活動に取り組む人たち同士が”学び”をキーワードに繋がっていく、創発のプラットホームを目指して、「学びたい」「やりたい」ことを勝手に講座化していくのがきゅーいです。

“つながる”って?

bond place や てっちゃんの活動には前々から関心があり、今回は講座2時間+懇親会でお話を聞くことができて、自分のあり方についても考える時間になりました。かなりタイトなスケジュールにも関わらず、ありがとうございました!

bond placeは”つながり”をキーワードに、様々な人が集まり、お互いの能力を生かしあいながら社会的課題を解決していくNPOです。

人と人とがつながり、学び合う場づくり。

様々なプロジェクトを進めている私たちですが、それらすべてに共通しているものが人のつながりです。

課題先進国とも言われる日本が抱えている社会問題は、根っこで複雑に絡み合っています。

教育問題は教育関係者が、環境問題は環境専門家が、まちづくりは行政が、今まではそれで良かったのかもしれませんが、これからはそれぞれの専門家が一緒のテーブルで話し合い、お互いの能力を活かしあって協力しなければ私たちの国は無くなってしまうのかもしれません。

自分たちが欲しい社会は自分たちでつくる。

あったらいいなを自分たちで実現する。

そんな思いを持つ人たちがつながり、お互いの良いところを活かし合うことができるようになるために私たちは存在しています。

(bond place HPから引用)

NPOやまちづくり活動に取り組む人同士の交流はあっても、実際に一緒に繋がって活動していくというのはハードルが高い。

しかしbond placeは、bond placeというプラットホームを通じて、女性の起業支援、子どもの居場所支援、子ども参加のまちづくり、創業支援など、様々な社会的課題の解決に向けて取り組んでいます。

何が”つながり”を生んでいるのか?

もちろんひとつひとつの活動自体も興味深いのですが、僕が一番気になったのは、何がそんな”つながり”を生んでいるのかということ。

普通に考えれば、別団体でやっていそうな事業をひとつの団体で取り組むのは難しいこと。

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参加しているメンバーの思いや解決したい課題が違えば、「あ、その課題も大事だよね。だけど私はこの課題が解決したいから…」と興味は持っても、一緒にやろうとは思えない。だからこそ今まで繋がりが生まれにくかったのではと思います。

しかしbond placeではできている。そこに何があるのかとても関心がありました。

“What”ではなく”Why”を深く共有する

てっちゃんの話を聞いての大きな学びは、「何をするか?」ではなく、「なぜそれをするのか?(目的)」をしっかり時間をかけてメンバーと共有していくことです。

え?そんなの当たり前じゃん。と思うのですが、、、、目の前にある事業や活動に一生懸命になっていると、「何をするか」「どうやってやるか」の議論ばかりになって、「何のために」の話が意識されなくなりがちです。

ほかにもよくあるのは、「それおもしろそう!」と軽い共感とノリからはじまったプロジェクトが途中で頓挫したり、メンバーがいなくなったりすること。ノリと勢いは大事ではありますが、”Why”を深く共有してからはじめないと、目指したい達成イメージがバラバラで「そんなはずじゃないのに…」となってしまいます。

それっぽい言葉が並んでいる目的もよく目にします。(別に行政を批判するわけではないですが)行政でよく見るのが「市民参加を促す」とか「まちづくり活動を推進する」とか。。。

なぜその人はそれがしたいのか?それを通してどういう社会を目指しているのか?その事業を通して誰がどうなっているイメージなのか?など、Whyの深い共有がしっかりできてから、Whatの話をしていかないと「あれ、これ何のためにやってるんだっけ?」という話になります。逆に言えば、しっかりWhyが共有できれば、Whatの話はスムーズです。ここに時間をかけたい。

火花散る瞬間のイメージを共有する

“Why”を深く時間をかけて共有していくという話を聞いて思い出したのは、スターバックスの元CEOの岩田松雄さんが書かれたミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由の中に出てくる「火花散る瞬間」の話。

岩田さんは車の生産の話を例に出して、車づくりには色々な工程があるけど、実際に付加価値が生まれているのは「パチッ」と火花を散る瞬間だ、と言います。そしてあなたの会社においてどこが火花散る瞬間なのか意識しなければならないと。

取り組んでいる事業や活動を通して達成したいことは社会的課題の解決ですから、大きな成果です。しかし、その大きな成果に結びつくまでには、ひとつのひとつの活動や現場での小さな成果が積み重なっています。そんな小さな成果が起こる「この瞬間!」というのが、岩田さんの仰る「火花散る瞬間」です。

その「この瞬間!」(火花散る瞬間)のイメージ、「この瞬間を大事にしたい」「この瞬間をもっと生み出したい」と具体的に思えるものを共有することが、Whyの共有につながるのかなと思いました。表面的な言葉ではなく、「そうそうこの瞬間が大事だよね」と具体的な小さな成果を共有せずして、大きな成果は生み出せないでしょう。

Whatではなく、Whyを問う。それはつまり自分のあり方や、なぜそれを自分がしたいのか?を問うことにもつながる。深く考える時間になりました!

 

(余談ですが、てっちゃんとは3,4年前にTwitterで繋がったのをきっかけに、たまたま今年会う機会を得て、講座に来てもらうくらいの関係になりました。これもつながり 笑)

 

【土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター) プロフィール】

静岡のNPOで活動をしながら、東京の大学院に通う。

静岡と東京の2拠点生活をする実践者兼学生(研究者)

http://dohijun.com/junya-dohi/

 

【子ども・若者が政治的主体として参画できる社会に】

県知事も「おもしろい!」と言った若者の政治参加を進める3つの提案

http://dohijun.com/post-1747/

学生ボランティアを無償の労働力にするのは最低だ

http://dohijun.com/post-1409/

プロセスに当事者がいない居場所はただの押し付けだ

http://dohijun.com/post-1796/

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