本当に社会を変えちゃった学生たちのお話

日本では、小学4年生問題で話題が持ち切りだが、ここであえて日本ではなく、お隣中国の学生たちに目を向けてみたいと思う。

香港の学生デモについては日本でも報道されたため知っている方が多いとは思うが、台湾でも「ひまわり革命」という学生デモが起こっていたのはご存知だろうか?

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そして、この台湾の学生たちは立法院(日本でいう国会)を20日以上に渡って占拠し、(完全な合意にまでは至らなかったが)議会をひっくり返したのだ。
NHKでは取り上げられていたようだ

なんとこの革命にはテーマソングまである。日本語字幕もあるので、この議会占拠の雰囲気もなんとなくわかるので、是非見てほしい。

立法院占拠についての概要をまとめてみる。(概要を知ってる方は下の棒線より下へ)

詳しいことはこの動画で報道されているので、文字を読むのが面倒な人はコチラ。

この学生たちのデモの発端となったのは、中国が80分野、台湾が64分野を互いに市場開放することを取り決めたサービス貿易協定だ。日刊SPA!の記事によると、

同協定で自由化される台湾側64分野には金融、医療、食品、生活用品、商店、印刷、出版、新聞、書店といったサービス業全般が含まれる。しかし、具体的な条件などは不透明で、巨大な中国資本と中国本土からの労働者の流入によって台湾の中小企業は打撃を被ることにもなりかねず、また、メディアに中国が介入すれば言論の自由が侵害され、ひいては台湾が経済的に中国に呑み込まれる恐れもある。

とのことで、こんなにも台湾にとって重要な協定を、強行採決に持ち込もうとし、同協定の取り決めに関して密室外交をした馬英九政権に学生たちが危機感を募らせ、今年の3月18日に1000人以上の学生が立法院に押し寄せ、占拠をした。

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この動きに市民の多くが賛同し、3月30日には50万人を超える学生と市民がケタガラン大道に大集結。この日に合わせ、世界各地16か国49都市でも台湾人留学生が同様の集会を行った。(実は日本でも行われていた…。)

この動きにさすがに議会もまずいと思い、学生側に歩み寄る声明を発表し、「一定の成果が得られた」として約3週間にわたって占拠していた議場から自主的に学生たちは立ち退いた。

ちなみに、立法院が市民の手によって占拠されるというのは中国史上初のこと。


彼らが守ろうとしたのは、もちろんサービス貿易協定の締結阻止なのだが、本質はそこではない。

彼らを動かす原動力にあったのは、「民主主義」なのだ。

民主的な手続きがとられずに行われようとしている目の前の社会に対して、危機感を抱いたのだ。若者がこういったデモ活動を行うのは、正直いって政治家からすれば煙たいことだろう。それは日本でも同じことが言える。

ただ、少し冷静になって考えたときに、日本も同じように民主主義国家であり、

政治とは誰のためにあるのか。

市民とは何なのか。

普遍的な問いではあるけれど、この台湾の学生たちから日本は学ぶことが多いのではないだろうか。

余談だが、この議場占拠に感化され、11月に行われた台湾の統一地方選では、若者の候補者が増えたとのこと。(「台湾の若者、続々立候補」


※前置きが長くなったけれど、やっと本題!

なんと、この台湾の議場占拠をした学生の中心メンバーが日本に初来日するとのこと。デモを中心でやっていた学生たちが何を考え行動したのか、これからの日本を重ねて考えることができる機会になるだろう。

イベントページはこちら。

時間:
12月20日(土)13時~

場所:
静岡シネ・ギャラリー

参加費:
一般前売り3,000円、学生前売り2,000円
一般当日 3,500円、学生当日 2,500円
中高生当日 2,000円

画像引用:Wikipedia、gettyimages