そのアイスブレイク大丈夫ですか?成果を出すアイスブレイク

アイスブレイクという名前は聞いたことがあるでしょうか?

この名前だけ聞くと、え?なんかのテレビゲームの名前?と思った人もいるかもしれないですが(僕だけかもしれませんが 笑)、一般的には、ワークショップや、ミーティングなどのはじめに、緊張をほぐす手法のことをそう呼んでいます。

ちなみにWikipedeiaさんには

アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。

と書かれています。

さて、アイスブレイクの説明はこの辺にして、本題に入っていくと、最近、とあるワークショップづくりに関わっていた時に、こんなことがあったよ。って話からしてみたいと思います。

(とあるワークショップをつくるミーティングでの会話)

司会:ワークショップの内容を話合う前に、このイベントで、みんなはどんなアイスブレイクがやりたい?

Aさん:楽しいやつがいいよね。

Bさん:ジェスチャーゲームとかやってみたい!

司会:じゃあ、前もやったことないし、ジェスチャーゲームをやりましょう。では、ワークの内容の話にうつります。今日の内容ですが….。

といった感じなのですが、何か気付いたことはありますか?何も問題のないミーティングにも見えますよね。(違和感を感じた人もいるかもしれないですね)

僕は最初は何も感じなかったのですが、最近、いろんなワークショップや、ミーティングづくりに関わったり、イベントに参加したりする中で、あれ?これでほんとにいいのかな?と感じるようになりました。

それはどういうことかというと、「アイスブレイクもワークショップの一部だよね。」という一言につきます。

ただ、楽しいから、やりたいから、でどんなアイスブレイクをやるかを決めたらダメじゃね?ということです。(もちろん、これも大事です)

  • その場の目的にあったアイスブレイクになっているか
  • 参加者はどんな状態(気持ち)で来るだろうか
  • 参加者同士の関係はどうだろうか
  • 後半の内容との結びつきはどうだろうか

などなど。アイスブレイクの内容次第で、その日のワークやミーティングの、満足度や成果が左右されてもおかしくないと確信しています。そう考えると、アイスブレイクってすごく奥深いですよね。(ちなみに、FAJ(日本ファシリテーション協会)のホームページでは、アイスブレイクの目的に合わせて、「ほぐし系」「紹介系」「悟り系」という3つに分けられています)

僕がこういう風にアイスブレイクを捉えるようになったのは、つくりこまれた場(場への満足度が高かったり、心が心地良いなと思えた場)の共通点に、アイスブレイクとその場の目的や内容に、一貫性があるように感じたからです。

アイスブレイクといえば、青木将幸著の『リラックスと集中を一瞬でつくる アイスブレイク ベスト50』という本のなかでは、場の流れに応じたアイスブレイクの使い分けの重要性が述べられています。(なかなかの良書なので、よく場づくりをする人は是非一冊)

意識して場をつくっている人にとっては、当たり前のことかもしれませんが、アイスブレイクって、ただ楽しければいいものではないんですよね。

例えば、参加者が会場に集まってきて、場の緊張度が思ったより高いなと思ったら、用意していたアイスブレイクを変えたり、時間を延ばして丁寧にアイスブレイクをやるような工夫も必要です。

また、これは僕もよくやってしまったことですが、参加者に対して、特に、ワークショップを全く体験したことない人に「いまからアイスブレイクをやります!」と言ってしまうのは、(単純にわからない言葉を使われるというのもありますが、)「あなたたちは緊張度が高いからそれをほぐしますよ」と言っているようなもので、本当に緊張している参加者からしたら、余計に緊張度が増してしまうかもしれませんよね。

「アイスブレイク」というのは、場をオーガナイズする側、主催する側の言葉ということにも気を付けないといけませんね。

最後に、何度も言ってしつこいですが、アイスブレイクって本当に大事なんです。場をよりよい場にするために、ワークショップやミーティングと切り離さずに、その一部としてどんなアイスブレイクをやるのがベストか考えてみると、より一層、成果の出る場ができるかもしれません。