大学時代から地域活動に関わり、就職せずに大学院に進学。大学院生をしながらNPOを経営するという(普通とは?)ちょっと違った生活を送っていると、「なんでやりたいの?」とたくさん聞かれます。

問い続けるミッション
きっと「なんでやりたいの?」と聞く方の本心は、「なんで(そこまでして)やりたいの?」とか「なんで(そこまでして)やりたいの?」という言葉が隠れているのだと思います。
「やりたいこと」の話を考えるときは、必ず岩田松雄さんの『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』を思い出します。
木下さんの投稿には、ものすごく共感します。とくに下の部分には超共感。
やり方考えたり、やったらどうなるかとかばかり考えていると、いつのまにか自分で自分の動機を作れなくなり、他人に動機を作ってもらってもなお動けない理由を考えるようになってしまう。ましては他人から批判など受けたら全くやらなくなってしまって、自分の人生を自分ではなく、ある意味では自分ではない多くの他人に預けることになってしまう。
それは人生において本当にもったいないことだと思う。
やりたいと思ったことはやっていいんだよ、というシンプルな行動原則がより多くの人たちに広がるといいすね。
「なんでやりたいか?」は大事な問いですが、その問いにがんじがらめになりすぎると身動きが取れなくなってしまう。
まずは素直な「やりたい」に従って、やってみればいいんだと思います。なんでやりたいか?を考えるのはそのあとでもいいですし、やりながら見えてくることがたくさんあるはずです。
あなたの人生を決めるのはあなた。
とくに中高生は「なんでその進路なんだ?」「なんでその大学なんだ?」と、先生や親から詳しい理由の説明を求められることが多いと思います。
でも自分の中で素直に「やりたい!」と思えているなら、基本は無視で大丈夫でしょう。
あなたの人生を決めるのは、先生でも親でもなく、あなたなのだから、あなたがやりたいのであればいいじゃないですか。
周りの評価などを一回忘れて、自分の素直な気持ちと向き合って「やりたいこと」を聞いてみてください。
【土肥潤也(子ども・若者の地域参画コーディネーター) プロフィール】
静岡のNPOで活動をしながら、東京の大学院に通う。
静岡と東京の2拠点生活をする実践者兼学生(研究者)
https://dohijun.com/junya-dohi/
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